孤高の日本茶インストラクター、大西です。
今日はお茶の話です。
連日暑い日が続いていますが、みなさんいかがお過ごしでしょうか。
暑すぎて体調を崩していませんか。
こんな暑い日には「冷たいお茶」が飲みたい。
もちろん、おいしいお茶がいい!
コンビニに行けばよく冷えたペットボトルのお茶がすぐに手に入ります。
ペットボトルのお茶は日々改良されて美味しくなってきました。
僕も外出時にはお世話になる事があります。
しか~し!!
そこはお茶のプロ。やはりお茶の葉から淹(い)れたお茶が飲みたい。
冷たいおいしいお茶が飲みたい!!
お教えします。
自家製「冷茶」の作り方。
ひんやり冷たいお茶を飲んで、サッパリ、スッキリ、リフレッシュしましょ。
お茶の葉を選びましょう
「冷茶に合うお茶の種類ってなにがいいでしょうか?」
「う~ん。なんでもいいですよ。」
とくにコレがいいとか言うのはないんです。
どんなお茶でも、たいていおいしく作れます。
僕は普段「煎茶(せんちゃ)」で作ることが多いのですが、たまに「ほうじ茶」で作ることもあります。水出しで淹れると苦みの少ないほうじ茶をつくることができます。 ほうじ茶だとカフェインも気になりませんから、お茶が苦手な子どもたちに麦茶の代わりとして出してもいいですね。
ほかの種類で言うと…
この前は贅沢にも「玉露(ぎょくろ)」で作りました。味がしっかりしてて美味しかったですね。
あと旨味(うまみ)という点では「碾茶(てんちゃ)」で作ったのを飲んだ時は言葉にならず「おぉ~」って唸りました。残念ながら、僕の身近では手軽に碾茶は手に入りませんが…。
もちろん茎茶(くきちゃ)や粉茶(こなちゃ)でも作ることができます。
まずは家にあるお茶の葉、どの種類でもいいので試してみましょう。
※ 煎茶についてはこちらをどうぞ → https://singucha.com/sencha-qa/
※ 日本茶の種類についてはこちらをどうぞ → https://singucha.com/japanese-tea-type/
水だしの冷茶
用意するもの
・お茶の葉(10g)
・お茶パック
・水(1リットル)
・冷水筒(冷茶用ポット)
お茶の葉をお茶パックに入れます
お茶パックをポットに入れます
水を入れます(1リットル)
そのまま冷蔵庫へ。
2時間くらいで美味しい冷茶が出来ます。
え?
それだけ?
えぇ。それだけです。
味の濃さや作る量は好みで変えてください。
目安は 水1リットルに対して お茶の葉は約10gです。
水出しの冷茶は苦みや渋みがなくて飲みやすい。
しかも、安い!
お茶の葉 80円/10g
お茶パック 2円/1枚
水(ミネラルウォーターだと)約50円/1リットル
合計132円 コンビニで500mlのペットボトルのお茶を買うより安い。
しかも倍の量の1リットル作れます。もちろん、美味しい!!
自分で作るほうが経済的にもはるかにお得なんです。
※今回は 100g/800円 の煎茶を使いました。もちろん、もっと安いお茶でも作れます。
できればお茶の葉はケチらず、たっぷりと使う方が美味しく作れます。
氷で急冷しちゃいます
用意するもの
・お茶の葉(必要量)
・急須
・お湯
・氷
・冷水筒(冷茶用ポット)
作り方は急須で淹れるお茶と同じ。
氷で味が薄まるので、ちょっと濃いめに淹れるほうがいいかな。
ただ、その加減は好みで大丈夫です。
お茶の葉を入れます
お湯を注ぎます
時間がきたら、氷を入れたポットに注ぎます
二煎目(二回目)、三煎目(三回目)とポットにいれます
完成
お茶の成分がたっぷり入った冷茶ができました。
水出しと比べると苦みや渋みがあるものの、氷で薄まるのでそれほどでもないかもしれません。
味を薄めたくない場合は、氷もお茶で作ってしましましょう。
※ 水へのこだわり
お茶を淹れる時に少しこだわりたいのが「水」です。お水の良しあしでお茶の味は大きく変わってしまいます。適しているお水はいわゆる軟水。軟水とは硬度100㎎/1リットル以下のお水のこと。市販のミネラルウォーターには表記されているので、一度見てみましょう。また、日本の水道水は軟水ですので、そのまま使ってもいいのですが、水道法の関係上、塩素消毒されており、そのまま使用すると塩素の臭い(カルキ臭)を感じると思います。水道水を使う場合は、沸騰を5分ほど続けカルキ臭を抜いた水や、浄水器を通した水を沸騰させて使うようにしましょう。
まとめ
いかがでしたか。
お茶を淹れるというと、なにやらめんどくさいと思われがちですが、やってみると意外と簡単なんです。
お茶の葉をお茶パックに入れるなど工夫をすれば洗う手間もそれほどかかりません。
知らない、分からない だからやらない。
それはなんとも、もったいない。
ちょっとの知識と知恵でお茶はおいしく飲めるんです。
冷茶の作り方はとても簡単。
とくにポットで作る冷茶は、お茶の葉を入れて、水を入れて、冷蔵庫に入れておけばいいだけです。
自分で作った方が早くて安くて美味しくて、わざわざペットボトルのお茶を買いに行くほうがめんどくさく感じます。
室内でも「熱中症」にかかります。まだまだ暑い夏が続きます。
どうか体調に気を付けて、自家製冷茶で手軽に美味しく水分補給をして、暑い夏を乗り切りましょう。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。