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免責事項の記載内容について例文を参考に解説。最低限の記載項目はコレ。

孤高の日本茶インストラクター、大西です。

今日は免責事項についてのお話です。

ネットビジネスを始めると、いろいろと勉強しなければならないことがあります。
そのうちの1つが「免責事項とプライバシーポリシー」ではないでしょうか。

免責事項についてGoogleで調べてみると、多くのサイトで免責事項の意味について説明が載っています。
また、各企業の免責事項へのページリンクが一覧で表示されます。

大手企業の免責事項などは記載項目がたくさんあります。
免責事項を提示しなければならないことは分かるのですが、実際にどういった内容を免責事項に記載しなければならないのか分かりにくく、はっきりした内容や項目がわからない方が多いかと思います。

これは「そのサイトがどのようなサービスを行なっているか」によって、記載内容が変わるからです。
それだけサービスが充実している証拠でもありますが、大手企業の免責事項では、個人レベルで参考にするには少し複雑すぎるかもしれません。

そこで、いくつかのサイトを調査し、ほとんどのサイトで記載のあった項目をピックアップして作成した免責事項を例文としてご紹介します。この免責事項は実際に僕が当サイトで使用しています。ぜひ参考にして、自分のサイトにあったオリジナルの免責事項を作成してみてください。
最低限の記載項目ですので、足らないと思う部分は自分のサイトのサービスに沿って付け足してください。

※ プライバシーポリシーについてはこちらをどうぞ → https://singucha.com/privacy-policy-example/

免責事項の必要性

はじめに、なぜ免責事項を掲載しなければならないのかを少しご説明します。

免責事項を簡単に言うと、

「当サイトにおける●●ついて責任は負えません。自己責任でお願いします。」

ということを、あなたのウェブサイトを利用する人にあらかじめ伝えておくということです。

ウェブサイトに限らず、サービスを提供している場面では見かける事があります。
特に身近なものでいえば、自動車保険や生命保険、携帯電話の契約書などにも記載されています。

責任を明確にしておくことによって、何か問題が起きたときにどこまで責任があるのか、ということを、ある程度決めておくことができます。全てにおいて責任を取ることは難しいので、企業側にとって責任の範囲を提示することはとても重要なことです。

では、実際にどのようなことが記載されているのか見てみましょう。

例文

免責事項

当サイトのコンテンツや情報において、可能な限り正確な情報を掲載するよう努めておりますが、 誤情報が入り込んだり、情報が古くなったりすることもあり、必ずしもその内容の正確性および完全性を保証するものではございません。当該情報に基づいて被ったいかなる損害について、一切責任を負うものではございませんのであらかじめご了承ください。

当サイトから移動された先のホームページは、当サイトが管理、運営するものではございません。移動先サイトで提供される情報の真偽、サービス等につきましても一切の責任も負いませんのでご了承ください。なお、予告なしに内容が変更または廃止される場合がございます。

当サイトに記載されている内容の著作権や肖像権等は、各権利所有者に帰属します。また当該掲載情報の 無断転載 、複製、販売等の一切を固く禁じております。転載する際には、お問い合わせよりご連絡いただけますよう宜しくお願い致します。

                                 令和●年●月●日 策定
                                 令和●年●月●日 改定

記載項目

記載項目について詳しく見ていきましょう。

1.サイトの正確性や完全性について
サイト内の情報について責任は取れないことを明記しています。
もちろん情報の真偽についてよく調べたうえで文章を書くのが前提ですが、認識の違いや時間差による情報の食い違いなど、予期せぬ問題が起こる可能性があります。このような事が起きないように注意し、最善を尽くしていますが、やはり問題が起こる可能性もあるので、自分のサイトの情報がもとで起こる被害について責任は取れませんという内容です。

2.リンク先のトラブルについて
サイト内では外部へのリンクが貼られていることがあります。自分のサイトに関しては問い合わせなどで直接やり取りする事もできますが、外部へ移ると外部先のルールに従わなければなりません。自分の管理する範囲を超えて責任を取ることは難しく、リンク先の出来事について責任は取れませんという内容です。

3.各権利について
世の中には様々な権利があります。私たちは意識せずともたくさんの権利に守られて生きているのですが、メディアを扱うときには、著作権や肖像権に注意しておきましょう。また、サイトの内容を無断で利用することについても、ひと言伝えておくことで自分の権利を守ることができます。せっかく作ったものを、無断でコピペされるといい気はしませんよね。

4.施行日について
記載した免責事項はいつから効力があるのかを記載します。事業を進めていくうえで新たに項目を追加しなければならなくなった場合には、改定日を付け足していきます。

まとめ

サービスの内容に対して免責事項を提示しておくことは、提供する側にとっても、利用する側にとても大切なことです。もちろん、サービスの提供者は免責事項を提示していたからと言って、問題が起こった場合に「しりません」と言うわけにはいきません。
「いかなる責任も負いません」と提示していたとしても、過失の有無によってはもちろん責任を負う事も当然あります。ただ、事前に提示することでその責任の度合いは変わってきます。

利用者はそのサービスを受け取ることで、普段は経験できないとこ、味わうことができないことを、得る事ができます。しかし、サービスというのは常に完璧完全ではありません。時にはミスやトラブルが起こりうることもあります。その責任をすべて提供者に押し付けていては、リスクが大きすぎてなかなかサービスの向上にもつながりません。利用者が「自己責任」を理解したうえで利用してくれるからこそ、提供者は新しいことに挑戦でき、そして新しいサービスが生まれていきます。

提供者にとって責任を取るという事は、非常に大変なことです。
その責任の程度を明確にすることで、提供者はサービスの向上を、利用者はサービスを利用することでより豊かな暮らしを、それぞれ目指すことができます。お互いが気持ちのよい関係を築くために免責事項はあるのです。

提供者 → サービス ← 利用者
(免責事項にもとづいて守られている)

免責事項を提示することで、提供者も利用者もお互いに信頼し合える関係を築きましょう。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。

※ Google Adsenseに合格しているサイトですが、もう少し細かい項目を付け足したい場合には法律関係の方にご相談のうえ、免責事項の作成を依頼することをおすすめします。
※ 免責事項はプライバシーポリシーと併せて、ヘッダーやフッターに提示するのが一般的です。

※ プライバシーポリシーについてはこちらをどうぞ → https://singucha.com/privacy-policy-example/