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茶源郷「和束」おすすめのお店を紹介。日本の美しい景観と和束茶。

お茶の産地「和束町(わづかちょう)」に行くのですが、おすすめのお店があれば教えてください。

こんな質問にお答えします。

お茶の勉強を兼ねて京都の和束町を訪ねてきました。
仲良くしてもらっている日本茶インストラクターの辻さんのご紹介で、和束町で製茶機械店を営んでいらっしゃる、こちらも日本茶インストラクターの松石さんに和束町を案内していただきました。

お二人とも京都の茶業界では超有名人。
僕なんかがと恐縮しておりましたが、ここはお言葉に甘えて、松石さんにあちこち案内していただきました。
僕の引率者として(苦笑)、黒橋さんにも同行してもらいました。

今回お伝えできるのは和束町のごくごく一部ですが、和束町を訪ねる際の参考にしていただければと思います。

和束茶カフェ

まず初めに立ち寄りたい場所は、和束町に入ってすぐにある「和束茶カフェ」
日本茶インストラクターの中山さんに和束の極上茶を淹れていただきました。
中山さんとはインストラクターの同期で「ぜひ和束町へお越しください」といつも声をかけてくださっていました。
今回、念願かなって訪れることができて本当に良かった。
喫茶コーナーでいただけるメニューもあるのですが、我々はレジ横を占拠し、極上の和束茶を試飲させていただきました。

ここ和束茶カフェではイートインメニューの他に、お茶はもちろん、染め物や急須、お茶を淹れるボトルなど、和束のお土産を買うのには全てが揃っている場所です。また、町内のおすすめなどを聞いてみるのもいいかもしれません。和束町を訪れた際には、まずはこちらのお店を訪ねてみましょう。

~店舗情報~
和束茶カフェ
https://www.facebook.com/wazukacha.cafe/

和束茶カフェを出たのち、松石さんと合流。
さっそく美味しいお茶を淹れてくださり、まずはひと息つきました。

松石さんのお店で茶もみ人形なるものを発見。
こういうの、いいですよね。つい心がひかれます。ええ顔しとる。

美味しいお茶を堪能したので、松石さんの案内で和束町散策に出発しました。

茶生産農家 畑 新悟さん

まず訪れたのは和束町で茶農家を営んでいる畑 新悟(はたしんご)さんの家。
新悟さんは先祖代々受け継がれてきた茶畑を守られ、専業の茶農家としてご活躍されています。
まずは新悟さんの家の製茶工場を見学させていただきました。

畑 新悟 さん
蒸器(むしき)
粗揉機(そじゅうき)
中揉機(ちゅうじゅうき)
精揉機(せいじゅうき)
裾刈機(すそがりき)

和束町では約300戸ほどの茶農家さんがいらっしゃるそうで、そのうち約100戸の農家さんが専業で茶業を営んでいるそうです。後継者不足をよく耳にする農業の世界において、産業として成り立っている地域の歴史を感じました。貴重な昔の写真をたくさん見せて下さいました。

大きな籠に摘んだ茶を入れ、天秤のように間の棒を肩に担いで運んでいました
親戚、ご近所さん総出で茶摘みをしていました。
問屋さんと値段交渉をしている様子

お茶もたくさん。普段、やぶきた以外の品種に触れることがほとんどないので、とても勉強になりました。

並べて比べると違いが分かるのですが…。
キレイなお茶です

これからの和束の茶産業を担なわれる凄い方でした。
新悟さん、お忙しい中ありがとうございました。

※個人的なつながりでご紹介いただいたので、畑さんのお名前と写真以外の情報は公開しておりません。
畑さんのご迷惑にならないよう、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

dan dan cafe

お昼ご飯に案内していただいたのは「dan dan cafe(だんだん カフェ)」
お天気が良かったのもあり、それは見事なロケーションでした。目の前の茶畑がなんとも美しいく、お料理の美味しさと併せて、贅沢な時間を過ごすことができました。

日曜日ということもあり、こじんまりとした可愛らしい店舗にはお客さんがいっぱいで、順番待ちの方もたくさんいらっしゃいました。
茶畑をみながらのランチ。超がつくほどおすすめです。ぜひ訪ねていただきたいですね。

ボリュームもあって美味しかった
かわいらしい店内
最高の景色をバックに記念撮影

本当に美しい景観でした。
秋の剪定前ということもあり、緑が目に優しかったです。

~店舗情報~
dan dan cafe
https://www.instagram.com/dandancafe_wazuka/

初めて見た碾茶炉

お昼ご飯を食べたあとは、JA理事の齋藤さんを訪ねました。
強面の齋藤さんですが、その知識と経験から、製茶する際に気をつけていること、建物内の製茶機械の配置、茶畑の管理方法など、お茶に関することを幅広く教えていただきました。

また、碾茶製造の機械、碾茶炉(てんちゃろ)を丁寧に説明してくださいました。
碾茶炉を見るのは初めてで、あれもこれも気になり、写真を撮りまくりました。
やはり教科書やテキストで見るだけではなく、現場を見るのが一番だと改めて思いました。

散茶機(さんちゃき)
火炉(かろ)
碾茶炉(てんちゃろ)
3段のコンベアの上を茶の葉が流れていく
乾燥機
齋藤さん

和束茶への想いを熱く語っていただきました。
こういう方が和束町の茶産業の発展や歴史を支えてきたんですね。

※個人的なつながりでご紹介いただきましたので、齋藤さんのお名前と写真以外の情報は公開しておりません。
齋藤さんのご迷惑にならないよう、ご理解とご協力をよろしくお願いします。

抹茶の製造方法についてはこちらをどうぞ → https://singucha.com/how-to-make-matcha/

d:matcha Kyoto CAFE & KITCHEN

3時のおやつに立ち寄ったのは、d:matcha Kyoto CAFE & KITCHEN(ディーマッチャ)。

オーナーをされている方はお若い方とのことで、外国人観光客を積極的に受け入れたり、店内の雰囲気はとてもスタイリッシュな印象でした。ただ、撮ったのはおやつに食べたアイスと石臼の機械のみ(苦笑)

石臼の機械

詳しくはこちらをご覧ください。
~店舗情報~
d:matcha Kyoto CAFE & KITCHEN
https://www.facebook.com/dmatcha.jp/

おやつを食べ、最後に案内してくれたのは和束町の広大な茶畑。
写真に収めようとしてもなかなか収まりませんでした。

ずっと向こうまで茶畑
向かいの山にも茶畑

天空カフェは和束の街並みを一望できる公園内に建てられた施設で、普段は入ることができません。この日も閉まっていたので、外から街並みを撮影しました。

天空カフェより和束の街並みを望む

まとめ

いかがでしたか。
茶源郷(ちゃげんきょう)和束。どこを切り取っても美しい景観です。

滞在中、なんども写真を撮りましたが、その美しさを収めることは正直言って難しい。
おすすめポイントはお伝えできますが、やはり、直接訪ねて、見て感じていただきたい。

今回の旅で和束町が好きになりました。また訪れたい場所です。
ぜひ皆さんも和束町を訪れ、その景色とお茶の美味しさで日本を感じて癒されてください。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。
この記事が少しでもあなたのお役に立てば幸いです。

松石さん、辻さん、黒橋さん
ありがとうございました。

いいとこ和束~茶源郷~
http://wazukanko.com/

和束茶カフェ
https://www.facebook.com/wazukacha.cafe/

dan dan cafe
https://www.instagram.com/dandancafe_wazuka/

d:matcha Kyoto CAFE & KITCHEN
https://www.facebook.com/dmatcha.jp/

※ ご案内くださいました松石さんと辻さんとは、個人的なお付き合いの中で和束町を案内していただきました。特にツアー等を行なっているわけではございませんので、個別の問い合わせ等はご遠慮いただければと思います。よろしくお願いします。