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【おすすめ絵本】年末には欠かせない絵本『じょやのかね』

年末に読んだらいい「おすすめの絵本」を教えて。

子育て中のお母さんや読み聞かせをしている方に、ぜひ年末に読んでいただきたいおすすめ絵本を紹介します。

『じょやのかね』は版画で描かれた絵本で、お子さんが版画を知るきっかけにもなるでしょう。

大晦日の夜に向けて、年末に親子で読みたい絵本『じょやのかね』のストーリーは、日本の古き良き年越しの文化です。

【おすすめ絵本】年末には欠かせない絵本『じょやのかね』

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作  / とうごう なりさ
発行 / 株式会社福音館書店
初版 / 2017年11月5日初版

おすすめのポイントは3つ

・『じょやのかね』は版画絵本
・『じょやのかね』の主人公「ぼく」
・『じょやのかね』の風習

それぞれ解説していきます。

おすすめその①『じょやのかね』は版画絵本

『じょやのかね』は版画で描かれています。

数多くある絵本の中で、版画で描かれている絵本は少なくて、それだけで十分に読む価値があります。

普段、子どもたちが版画を見る機会はそれほど多くないでしょう。

絵本を通して版画を知るいい機会になるはずです。

また、版画よって夜の闇の雰囲気が引き立てられています。

大晦日の夜にお父さんと一緒に除夜の鐘をつきに行くというストーリーに、版画はピッタリの表現方法です。

おすすめその②『じょやのかね』の主人公「ぼく」

『じょやのかね』は、大晦日の夜に体験した出来事を主人公の「ぼく」が話しいくという絵本です。

「ぼく」はまだ小学校に入学していないのか、出てくる文章には漢字が使われていません。

平仮名とカタカナと数字で書かれています。

また、「ぼく」は「あたらいしとし」がやってくるのを見つけようとしています。

「あたらしいとし」がナニモノなのかを確認しようとするんです。

その子どもらしさがほほえましく感じますし、子どもの感性に大人はビックリさせられるでしょう。

読み聞かせをするわれわれも、子どもと一緒に感性を磨きましょう。

おすすめその③『じょやのかね』の風習

現代では親子で除夜の鐘をつきに行く人はどれくらいいるのでしょうか。

一昔前では当たり前だった光景かもしれませんが、現代では見かけることも少なくなったことでしょう。

日本の風習を伝えるという意味においても『じょやのかね』は評価されます。

いつまでも子どもたちの記憶に残るような、そんな大晦日を過ごしてもらいたいですね。

大晦日の風習を伝える貴重な絵本とも言えます。

まとめ

版画で描かれている時点ですでに「おすすめの絵本」ですが、ストーリーが親子のお話なので、読み聞かせにはピッタリです。

『じょやのかね』を読んだあとに除夜の鐘をつきに行くと、きっと忘れられない大晦日になるでしょうね。

版画ならではの明暗だけでなく、主人公の「ぼく」の言葉にも注目して読んでみると、面白さがあります。

大晦日にはぜひ読んでいただきたいおすすめの絵本です。