【おすすめ絵本】読み方を変えればビジネス書『かもめたくはいびん』

子どもの自己肯定感を育てたい。おすすめの絵本はありますか。

自己肯定感を高めるのなら『かもめたくはいびん』がおすすめです。

優しい色使いで描かれているかもめとペンギンの絵本ですが、視点を変えて読むとビジネス書としても読める絵本。

一生懸命に働くペンギンを通して、自己肯定感を育てよう。

【おすすめ絵本】読み方を変えればビジネス書『かもめたくはいびん』

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著者 / いしいひろし
発行 / 株式会社 白泉社
初版 / 2015年7月8日初版発行
読み聞かせの時間 / 約5分

おすすめポイントは3つ

・ビジネス現場
・ビジネストーク
・絵本だけどビジネス書

1つずつ解説していきます。

おすすめその① ビジネス現場

「かもめたくはいびん」という会社の業務内容を描いた絵本ですが、どうやら実際の会社と変わらない問題を抱えています。

会社員の方には痛いほどよくわかる描写でしょう。

たとえば「配達が忙しくて、辞めてしまうかもめが多い」とか「雨が降ってくると、かもめ達は誰も飛びたがらない」とか。

実社会の現場で普通にある光景を、かもめやペンギンなどの動物を通して表現しています。

子どもに対して読むなら、かわいい動物絵本ですが、大人が読むとリアルな職場を描写した絵本として読むことができます。

おすすめその② ビジネストーク

店長さんの言葉が切実です。

「ながく はたらいてくれる かもめは いないかな」や「こいつは ながつづきするに ちがいない」など、実際の職場で飛び交っているであろうセリフが出てきます。

店長の気持ちがよくわかりますし、それに対してのペンギンのセリフにも「従業員の気持ち」が込められていて、読んでいて共感していまいます。

本来なら「クスッ」と笑える勘違いコントのような絵本ですが、現代社会が映し出されています。

おすすめその③ 絵本だけどビジネス書

「かもめたくはいびん」の職場風景は実社会の職場とかわらない描写ですが、色えんぴつやクレヨンで描いたような淡い色使いによって優しい印象を受けます。

さらに登場人物がかもめやペンギンなので、やっぱり「ホッ」とします。

絵本の後半では、ペンギンの仕事風景が描かれていて、店長との勘違いの掛け合いが笑いを誘います。

これをそのまま楽しむこともできるのですが、ペンギンの「得意な能力を活かすことで、苦手な仕事も頑張れるメンタル」や「認められることで、自分に足りない能力を身につけようとするメンタル」が書かれていて、ビジネス書としての本質を感じ取ることができます。

まとめ

『かもめたくはいびん』は、純粋に「かわいらしい癒される絵本」として読むことができます。

もちろんそのままの印象で読んでくださっていいのですが、少し視点を変えて読むと「今、仕事に悩んでいるお父さん」の心に刺さる絵本にもなります。

子どもだけでなく、お父さんにも読んでもらいたい。

ペンギンの働く姿から自己肯定感を育てる絵本。

『かもめたくはいびん』でした。