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【干支絵本】年末年始に読みたいおすすめ絵本『十二支のはじまり』

年末年始に読みたいおすすめの絵本を教えてほしい

そんな質問にお答えします。

この時期ならではの絵本といえばやっぱり『十二支のはじまり』です。

たくさんある干支のお話の中で、なぜ『十二支のはじまり』をおすすめするのか。

おすすめしたいポイントを解説しますので、絵本選びに迷った時の参考にしてください。

【干支絵本】年末年始に読みたいおすすめ絵本は『十二支のはじまり』

おすすめの絵本はこちら

文 / 岩崎京子
画 / 二俣英五郎
発行 / 株式会社教育画劇
1997年11月10日初版

おすすめのポイントは3つ

・干支のお話し鉄板の絵本
・干支のお話ならではの言葉
・干支のお話に登場する選ばれし12匹

ひとつずつ解説していきます。

干支のお話しの鉄板絵本

1997年11月初版という昔からある絵本です。干支のお話し絵本の鉄板といえる絵本ですね。

動物同士の関係性が十二支のお話しを通してコミカルに描かれています。

たとえば、猫がネズミを追いかける理由や犬猿の仲の由来。イノシシの習性など。

気がつくといつの間にか知っている物語。

大人になってから読むと「なるほどね」と言いたくなるお話が盛り込まれています。

きっと幼いころに読んでもらったのかもしれません。

ぜひ次の世代の子どもたちにも伝えてあげたい神話的な物語です。

干支のお話ならではの言葉

『十二支のはじまり』で使われている文章は昔の言葉。表現がおもしろいんです。

一番最初の文ですが

「むかし、ある としの くれ、かみさまは どうぶつたちに おふれを だしたんだと。」という一文があります。

この文末の「~だと。」という表現。現代で言う「~だったんだって」という意味です。

この「~だと。」が、いっぱい出てくるんですね。

声に出してみると、なかなかおもしろいと思いませんか。

こういう表現って、昔話独特の表現で、普段の生活では触れることが無い表現です。

声色を変えて読んでもおもしろいですね。

変わった表現ではあるけれど、ちゃんと意味は通じます。

普段とは違う言葉に触れられるというのも、この絵本の魅力だと思います。

干支のお話に登場する選ばれし12匹

『十二支のはじまり』では12匹以外の動物が登場します。

うまとひつじが選ばれるシーンがありますが、きつね、たぬき、しか、おおかみ、りす、つる、かめ、いたちが登場します。

うまとひつじ以外は、ごった返してしまって、かみさまのもとに辿りつけません。

12匹はたくさんいる動物の中で、ちゃんと選ばれるべくして選ばれたんですね。

逆に、それ以外の動物たちは、なんでごった返した中で抜け出せなかったのか、うまとひつじはどうやってすり抜けられたのか。

そんなことが気になってきます。

たくさんある干支のお話

十二支の絵本はたくさんあります。

どの絵本も物語の内容はほぼ一緒ですが、到着の順番だとか、動物の特徴など、微妙な違いがあります。

あとは絵の雰囲気が違ったり、文章の表現が違ったり。

ただ、絵本選びにおいて決まりはありません。

自分がいいなと思った絵本を読んであげるだけで、お子さんは喜んでくれますし、ちゃんと感じ取ってくれます。

たくさんある干支のお話の中で、もし選ぶのを迷ったら、自分がおもしろいなと感じる絵本を選んでください。

きっと、お子さんも同じものを感じ取ってくれますから。

まとめ

絵本の読み聞かせを通して育まれるものは「親としての愛情」です。

親子のコミュニケーション、取れていますか。

『十二支のはじまり』は昔話絵本です。

お子さんとの読み聞かせを通して、デジタル時代にはないアナログの温かみを味わってください。