雨降りの日に読みたいおすすめ絵本を教えてほしい。
そんな疑問にお応えします。
雨の絵本はたくさんありますが、ことばの無い絵本で「雨」についての絵本はあまり記憶にありません。
昔からある名著『雨、あめ』で想像力を育みましょう。
【おすすめ絵本】雨降りの日に読みたいおすすめ絵本『雨、あめ』
おすすめの絵本はこちら
著者/ピーター・スピアー
発行/評論社
初版/1984年6月5日初版
読み聞かせの時間/ ※文字がないので好きな速さで読んでください
おすすめポイントは3つ
・雨の模様
・雨の音
・雨の印象
1つずつ解説していきます。
おすすめその① 雨の模様
ピータースピアーさんの絵本は非常に細かい部分まで描かれています。
表紙うらの見開きから3ページにわたって描かれたプロローグでは、家の庭で遊んでいる姉弟、野菜やくだもの、鳥、犬、猫などの動物、農作業用の機械や洗濯物、空の移り変わり、などなど、非常に細かく描かれています。
ほかにも「水滴」や「道路に落ちた雨の模様」などからは、「どしゃぶりの雨」なのか「シトシトの雨」なのかなど、どんな感じの雨なのかが伝わってきます。
また、1カットずつ描かれている絵も細かく描かれており、一見するだけでもストーリーは充分につたわりますが、細かい部分に注目して見てみると、雨の日だからこそ気づけることもたくさん描かれています。
細かい部分い注目して、彼らがどんな「あめあそび」をしているのか見てみましょう。
結構、おもしろいことをしていますが、子どものうちに体験させてあげたいことでもありますね。
おすすめその② 雨の音
『雨、あめ』は、文章がなく「絵」だけの絵本です。
文章がないので、会話の内容や音は自由に想像できます。
姉弟はどんな会話をしているのでしょう。
雨の音やまわりの音はどんな音でしょう。
いろんな想像ができるますよね。
想像力を育むのにはもってこいの絵本です。
おすすめその③ 雨の印象
雨が降るとなんとなく気分が乗らないことってありませんか。
そんなときに『雨、あめ』を読むと、楽しい気分になります。
子どもたちは雨が好きです。
ドロドロになるまで雨の中で遊びます。
雨の楽しみ方がなんとなくわかるのでしょう。
大人になるにつれて、そういった好奇心や遊び心を失ってしまうのかもしれませんね。
想像力を膨らませてくれる『雨、あめ』を子どもたちと読んで、自分の心にしまい込んだ「雨」の楽しみ方を呼び起こしましょう。
きっと、雨の印象が変わります。
まとめ
『雨、あめ』の特徴はなんといっても文章がないことです。
「絵」からいろんな想像ができ、ものがたりを自由に考えることができます。
雨の絵本という理由だけでなく、想像力と表現力を養う絵本としてもおすすめですので、ぜひ読んでみてください。
雨の日に読みたいおすすめ絵本『雨、あめ』でした。