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『長ぐつをはいたねこ』はビジネス書としてもおすすめの絵本

おすすめのビジネス書はありますか。

そんな疑問にお応えします。

ビジネス書と言えば難しそうな言葉やカタカナの羅列を思い浮かべますが、実は絵本からもビジネスを学ぶことができます。

『長ぐつをはいたねこ』は猫の絵本として有名ですが、角度を変えればビジネス書としても名著です。

『長ぐつをはいたねこ』はビジネス書としてもおすすめの絵本です。

今回おすすめする絵本はこちら

原作  / シャルル・ペロー
文・絵 / ハンス・フィッシャー
訳   / 矢川澄子
発行  / 株式会社福音館書店
初版  / 1980年5月20日発行
読み聞かせの時間 / 約12分

『長ぐつをはいたねこ』は1980年に発行された昔から読まれている絵本です。

知っている人も多いかもしれませんね。

猫の物語として読むのが一般的かもしれませんが、この絵本は物語として読むだけじゃもったいない。

とくに大人にはビジネス書として読むことをおすすめします。

難しいことは一切書かれていないけれど、ビジネスマンに必須のスキルが満載です。

おすすめのポイントは3つ

・現状把握はビジネスの基本
・ビジネスに必要なスキルを身につけよう
・ビジネスの成果には時間がかかる

1つずつ解説していきます。

現状把握はビジネスの基本

三人兄弟の末っ子に引き取られることになった猫は「情報」を巧みに扱います。

たとえば、冒頭の会話で「自分の置かれている立場」を知ります。

そこで「どうすれば生き残れるか」を考え、主人に具体的な申し出をおこないます。

主人にとってはこの申し出を断ることもできたのですが、主人の「現状」を考えると「任せてみても損はしない」ことが分かります。

このように、主人公の猫は主人の会話から現状を知ることをしていますが、ビジネスにおいても現状を知ることは当然の行動ですね。

主人公の猫を自分に置き換えて考えてみましょう。

そうすることによって、自分の置かれている状況から、今何をするべきなのか、具体的な行動が見えてくるでしょう。

ビジネスに必要なスキルを身につけよう

猫が取った行動は「だれもやったことがない」行動です。

猫が「長ぐつ」を履いて歩くというのは、それだけで他にはない「価値」があり、記憶に残ります。

このシーンでは「王さま」の記憶に残すことに成功しました。

この「他にはない価値」を手に入れるための「努力」を、ねこは人知れず行なっています。

どんな仕事でも「スキル」を身につける努力を惜しんでは「目的」は達成されないことを覚えておきましょう。

このようなスキルは「学校」では教えてくれないスキルであることが往々にしてあります。

社会に出てからは「自己研鑽」が必要ですね。

ビジネスの成果には時間がかかる

猫が王さまへの貢ぎ物をしますが、その行動は「いく月」も続いています。

どうしても「成果」を急ぎがちの現代ですが、成果が出るのには「時間」がかかることを理解しておきましょう。

またこの時間のあいだに猫は、さらに情報を収集し、作戦を考え、スキルを磨いています。

猫は「王さま」の好みや行動パターンを調べ、主人がどう動けばよいかを考え、実行するための新たなスキルを身につけていきます。

また、魔法使いの大男に対しては、相手をよく調べ、観察し、上手く自分の勝てる土俵へ誘導しています。

勝負に勝つための作戦が細かく練られていることが読みとれます。

その成果を得るために、密かに時間を有効に使っています。

成果が出るのには時間がかかりますが、その時間をどう使うのかが問われますね。

まとめ

『長ぐつをはいたねこ』以外にもビジネス書として学べる絵本はたくさんあります。

今回ご紹介した絵本は、純粋にねこのお話として子どもたちに読みきかせてあげてほしい絵本ですが、読み方を変えると「大人の絵本」としても楽しむ事ができます。

まだ読んだことがない人にはぜひ読んでいただきたい。

とくに、ビジネスをされている方には勇気の出る絵本となるでしょう。

ビジネス書としてもおすすめしたい絵本。

『長ぐつをはいたねこ』でした。