子どもに読んであげたい絵本を探しています。
野菜や果物に関するおすすめの絵本があれば教えてください。
そんな疑問にお応えします。
いつでも手に入る野菜やくだもの。
その旬の季節はいつ?と尋ねられるとなかなか答える事ができません。
そこで今回は春の季節にピッタリな野菜「いちご」の絵本をご紹介します。
リアルに描かれているいちごを通して、親子で春を感じてみて下さい。
【おすすめ絵本】いちごを見ると読みたい春のおすすめ絵本『いちご』
今回ご紹介する絵本はこちら。
『いちご』
作 / 平山和子
発行 / 株式会社福音館書店
1984年4月1日初版
おすすめポイント
・リアルないちご
・いちごができるまで
・語りかけてくるいちご
1つずつ解説していきます。
おすすめポイントその① リアルないちご
平山和子さんの絵本の対象物は、どれもリアルに描かれています。
この『いちご』も細かいところまで描かれています。
例えば表紙のいちご。よく見ると種の一粒一粒に気がつくと思います。
当たり前のことですが「絵」です。
「絵」ですよ!?写真ではありません。絵です。
リアルだと思いませんか。
いちごの色も艶もホンモノのようであり、みずみずしさが伝わってきます。
むしろ、写真よりリアルに感じてしまいます。
まだ熟れていないいちごの色づき方も絶妙です。
このリアルさを見た時のお子さんリアクションを楽しんでいただきたいですね。
※ 平山和子さんの絵本はこちらもどうぞ ↓
おすすめポイントその② いちごができるまで
いちごって、どうやって実ができるのかを知っていますか。
いちご狩りに行ったことがある人は分かるでしょうか。
自宅でいちごを栽培している人や農家さんなら分かるでしょうか。
スーパーでパックに入っているいちごを見る事はあっても、土に植えている苗からいちごが出来るまでを見たことがある人は少ないと思います。
いちごがどうやってできるのかを必ずしも知っておく必要はないのかもしれませんが、知ることで、お子さんのいちごに対する興味も変わるでしょう。
何に対しても興味を持つということは悪い事ではありません。
興味を持たせるという意味で読んでみるのもアリですね。
おすすめポイントその③ 語りかけてくるいちご
絵本は対話形式で進んでいきます。
難しい言葉の表現はなくて、優しい語り口調です。
お子さんを膝に乗せて、優しく語りかけてあげてください。
優しい言葉はきっとお母さんの心も優しい気持ちにさせてくれるでしょう。
お子さんのために読んでいただきたい絵本ですが、実は親にとっても読むべき絵本かもしれませんね。
まとめ
いちごに関する絵本は数多く出ています。
その中でも平山和子さんの絵本では、いちごが本物のように描写されています。
みずみずしさだけではなく、土の質感やてんとう虫、蝶などから季節感も感じる事ができます。
たくさんあるいちごの絵本の中でも、多く伝えようとしているわけではなく、いちごをそのまま伝える優しい絵本といえるでしょう。
とくに幼少期のお子さんには読んであげてほしい一冊です。
今回の絵本はいちごの描写が引き立ってはいますが、最もおすすめしたいポイントは、③の優しい言葉です。
忙しい毎日の中で、ついきつくなってしまいがちな口調を、絵本を読むことで和らげてくれます。
怖い顔しては絶対に読めない文章です。
お子さんと向き合うには最適な絵本と言えます。
ぜひ『いちご』を読んで、いちご狩りに行ってみてください。
お子さんとの時間がより思い出に残る楽しい時間になるでしょう。