クリスマス絵本を探しているけどたくさんあってどれがいいのかわからない。
おすすめの絵本があれば教えてほしい。
そんな疑問にお答えします。
「絵本で子育て」を実践している我が家のおすすめのクリスマス絵本を紹介します。
※ YouTubeでも紹介しています。動画の方が分かりやすいという方は ↓ をどうぞ。
クリスマスに読むおすすめ絵本はこれ『100にんのサンタクロース』
今回ご紹介する絵本はこちら。
作・絵 / 谷口智則
発行 / 株式会社文溪堂
2013年11月初版第一刷
大きいサンタと小さいサンタが主人公となって、100にんのサンタのリーダーとして、サンタたちの一年を紹介していくお話しです。
おすすめポイント
・100にん数えてみよう
・反応を楽しむ
ひとつずつ見ていきましょう。
100にん数えてみよう
タイトルのとおり、サンタクロースが100人描かれています。
このことに始めは気づきませんでした。
そもそも数えてみるという発想すら思いつきませんでした。
絵本の後半で「ん!?これは、数えるってこと?」と思う場面があります。
一度数え始めると、どの部分のサンタも気になりだします。
ハマるのは子どもではありません。読んでる大人がハマります。
色んな場面を振り返ってみてください。
100にんのサンタクロースが本当にいます。
反応を楽しむ
絵本を読んであげる相手や声を変えたり、読み方を変えることによって、反応が変わります。
先日、図書館のイベントで100にんのサンタクロースを読む機会がありました。
ある場面で、子どもたちが自然と一緒に読み始めるシーンがあると聞いていたのですが、僕が読んだら全く読んでもらえませんでした。
むしろ泣く子がいたり、ザワザワしたりしました。
「あれ?聞いていたのと違う…」って思いましたが、それもまた良しです。
どんな反応をされてもいいと思います。
むしろどんな反応が返ってくるのかを楽しみましょう。
まとめ
100にんのサンタクロースのおもしろさは、100にんのサンタ探しです。
100人のサンタにはすべて名前があり、全員描かれています。
表情を見ていると、それぞれの特徴があります。
例えば「たしざんサンタ」や「ひきざんサンタ」というサンタさんが登場します。
よーく見てみると、サンタの目がプラスやマイナスになっています。
かぶっている帽子もプラスマイナス。こんな風にひとりひとりのサンタに特徴があるんです。
読んであげると子ども達は気づくかもしれませんが、文字を読んでる大人はなかなか気づけなくなっていたりします。
この絵本ではそういうところも楽しんでもらえると、親子でサンタさんがもっと好きになります。
サンタさんひとりひとりを、お子さんと一緒に探してみるという楽しみがあります。
画かれている「絵」に隠されたおもしろさをたっぷりと味わってください。